1匹見つけたら、自宅ごとゴキブリ駆除をしよう
ゴキブリを1匹でも見たら、自宅ごとゴキブリ駆除をする必要があります。
なぜなら、ゴキブリは1匹いればすでに100匹はいる、と言われるほど繁殖力・生命力が高い生物だからです。たくさんの病原菌を運び、食品に近寄る習性があるので、放っておけば食中毒の原因となることもあります。
自宅でできる対策としては、市販の駆除アイテムを使う方法がおすすめです。
アイテム1:ホウ酸ダンゴ
ホウ酸ダンゴは、殺虫成分の入った餌を仕掛けることでゴキブリを駆除するアイテムです。ベイト剤とも呼ばれます。
市販されているホウ酸ダンゴなどのベイト剤は、ゴキブリが好む匂いや味に作られています。
おびき寄せられて餌を食べたゴキブリを駆除できるほか、その死骸を他のゴキブリが食べることで、他のゴキブリを駆除できる効果もあります。
ホウ酸ダンゴは、ゴキブリやそのフンを見かけた場所に置くと効果が高いでしょう。餌が乾燥すると食いつきが悪くなるので、定期的に取り替えておくこともポイントです。
アイテム2:粘着シート
粘着シートは、シートの粘着力でゴキブリを捕まえる駆除アイテムです。ゴキブリが好む匂いでおびき寄せ、シートの上を通ったゴキブリをそのままくっ付けてしまいます。
粘着シートは、家具と壁の隙間など、狭いところや暗いところに設置すると効果が高いでしょう。
粘着シートには殺虫成分が使われていないので、小さなお子さんがいる家庭でも使えます。
アイテム3:くん煙剤
くん煙剤は、殺虫成分が含まれた「煙」を部屋の中に拡散させ、ゴキブリなどの害虫を一斉に駆除するアイテムです。煙がすみずみまでいきわたるので、広い一戸建てにおすすめです。
くん煙剤を使うときは、家を留守にする必要があります。なるべく部屋を締め切った状態を長く保つと、有効成分が薄まりにくくて効果的です。
また、火災報知器や食品に煙がかからないようにカバーをしておく必要もあります。
アイテム4:くん蒸剤
くん蒸剤は、殺虫成分が含まれた「霧」を部屋の中に拡散させる駆除アイテムです。
効果や使い方はくん煙剤とほぼ同じですが、マンションやアパートなどの集合住宅ではくん蒸剤のほうが使いやすいでしょう。
くん煙剤と比べると粒子が荒いので、細かな隙間に入りにくいというデメリットはあります。
しかし煙が出ず、ニオイも少ないためご近所さんに迷惑がかかりません。また、火災報知器が誤作動を起こす心配も少ないと言えます。
駆除アイテムは併用がよい
それぞれの駆除アイテムは効果を発揮する場面が違うので、併用すると効果を高められます。
たとえば、粘着シートは外から入ってきたゴキブリを捕獲できますが、すでに室内に住み着いて繁殖している場合は、すべてを駆除することはできません。
粘着シートはゴキブリがいるかどうかを調べる目的で使い、いると分かったら、くん煙剤・くん蒸剤で一気に駆除してしまうのがおすすめです。
ただし、くん煙剤・くん蒸剤を使っても生き残ったり、外から侵入してきたりする可能もあるので、ベイト剤を仕掛けておくと新たにゴキブリが繁殖する可能性が低くなります。
日常的にできるゴキブリ対策
ゴキブリの発生を防ぐには、駆除するだけではなく、ゴキブリの住み着きにくい環境を整えておくことも大切です。
日頃から少しのポイントに気をつけるだけでも効果がありますよ。
ゴミ箱にはフタをする
ゴミ箱のフタを開けっ放しにしておくと、匂いに誘われてゴキブリが中に侵入することもあります。
ゴキブリは主に夜に活動しますが、昼や朝であっても日頃からゴミ箱にフタをしておく習慣をつけましょう。
フタがついていないゴミ箱はフタ付きのものに取り替えるか、中のゴミ袋の口を縛っておくようにします。
生ゴミを放置しない
生ゴミには、ゴキブリの餌となる食品や飲み水となる水分が含まれています。
放置しておくと、ゴキブリを寄せ付ける原因となるので、なるべく早く捨てるようにしましょう。また、食べ残しや飲み残しをそのまま放置しないことも大切です。
ゴミの日の関係で生ゴミを置いておくしかない場合は、せめて密封した袋に入れておくようにします。
隙間をふさぐ
ゴキブリはわずかな隙間でも侵入してきます。
一般の家では、とくに次のような場所に対策すると良いでしょう。
・窓回りの隙間
・玄関周り
・排水口や通風口
・外壁の穴や割れ目
これらの場所に隙間がある場所は、詰め物をしたり、テープを貼ったりしておきます。排水口や通風口などには網目の細かなネットを貼り付けると、ゴキブリの侵入をある程度防げます。
ただ、玄関やベランダの扉は人の出入りがあるため、完全にはふさげません。そういったところには、ゴキブリの嫌いなミント・ハッカ系のアロマやスプレーを吹き付けておくと、寄せ付けにくくなります。
ゴミくず・調理くずはまめに掃除
キッチン周りはゴキブリの餌となるものがたくさんあるので、こまめに掃除することが大切です。
シンクや排水口に溜まった調理くずはもちろん、シンクの下や隅のゴミくずにも気をつけましょう。
キッチンに限らず、日常からこまめに掃除機をかけるなどしておくと、ゴキブリを寄せ付けにくくなります。
ゴキブリ駆除の年間スケジュール
・図版で年間の退治スケジュールを見せる
いつゴキブリ駆除をすると効果があるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
次の表は、ゴキブリの活動と駆除のスケジュールを表にしたものです。
3~5月 | 活動が活発になる少し前の時期。この時期に駆除しておくと夏の大量発生を防げる。 |
6月~8月 | ゴキブリがもっとも出やすい時期。この時期に見かけたゴキブリは早めに駆除。 |
9~11月 | 気温が下がりゴキブリが減り始める時期。ただし、最近の家は気密性が高くて暖かいので油断はできない。 |
12~2月 | ゴキブリを見かけなくなる時期。家の中で冬を越してしまう可能性もあるので、この時期までに駆除を済ませると安心。 |
ゴキブリは気温が高いほど活発になるので、夏になる前に駆除するのがもっとも効果的です。
ただし、それ以外の時期でも遅い・早いということはありません。ゴキブリを見つけしだい対策しておくと繁殖を防げます。
プロのゴキブリ駆除は徹底的
「怖くて自分ではゴキブリ退治できない」「駆除の方法がよく分からない」
そういった場合は、ゴキブリ駆除をプロに頼む方法もあります。
経験豊富なプロに頼めば、自分でやるよりも的確な方法で駆除できます。ゴキブリの習性を知っているプロが家中をチェックして駆除してくれるので、効果も期待できます。
『何でもワークス』では、ゴキブリ駆除を請け負っています。駆除アイテムのセットやゴキブリの死骸の撤去はもちろん、部屋に出たゴキブリを今すぐ退治してほしいというご依頼でもすぐに駆けつけます。
料金は分かりやすい時間制なので安心。土日祝、早朝・深夜のご依頼も可能です。大阪でゴキブリにお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
自宅のゴキブリを駆除するためには、市販の駆除アイテムを併用したうえで、ゴキブリを寄せ付けにくい環境を整えておくことが大切です。
もし徹底的に駆除したいのであれば、プロの業者に依頼するとより高い効果が期待できます。
ゴキブリは繁殖力が高いので、見つけしだい駆除するのがおすすめです。今回紹介したことを実践して、ぜひ早めに対策してくださいね。